ひとりひとりの自分らしく生きる道、応援します

お知らせ

施設概要

開設 昭和53年4月1日
経営主体 社会福祉法人 倉吉東福祉会
施設長 田中 恵子
施設規模 鉄筋コンクリート3階建て 居室20室
敷地面積 1,302平方メートル
付属施設

事務室ミーティングルーム面談室保育室学習室相談室緊急一時保護室2室宿直室(静養室)共同浴室1室家族用浴室3室シャワールーム1室倉庫園庭

職員構成

施設長母子支援員少年指導員保育士心理療法担当職員嘱託医個別対応職員調理員等

ご利用案内について

母子生活支援施設は、子育て支援を進めながら、母子の生活と自立を支援します。

母子生活支援施設とは、1947(昭和22)年に制定された児童福祉法に定められる施設です。

<児童福祉法第38条>

母子生活支援施設は、配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、これらの者を保護するとともに、これらの者の自立の促進のためにその生活を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設とする。

さまざまな事情で入所されたお母さんと子どもに対して、心身と生活を安定するための相談・援助を進めながら、自立を支援しています。

利用できる人は

  • 18歳未満の子どもを養育している母子家庭、または何らかの事情で離婚の届出ができないなど、母子家庭に準じる家庭の女性が、子どもと一緒に利用できる施設です。(特別な事情がある場合、例外的に入所中の子どもが満20歳になるまで利用が可能です)

活動内容

倉明園での生活

  • 居室は家族ごとに独立しており、台所・トイレが付いています。
  • 倉明園からお母さんは職場に、学童は学校に、乳幼児はこども園に通います。
  • 四季折々の楽しい行事があります。

母子生活支援施設とは

母子生活支援施設は、DV被害や児童虐待等の理由により生活に困難を抱える母親と子どもが安心・安全な環境の中で、かけがえのない自分を取り戻すこと、また、子どもたちは、その場所で大切にされる体験を積み重ね、大人への信頼感や自己肯定感を取り戻すことを支援しています。
母子生活支援施設は、さまざまな理由で支援が必要な子どもたちを公的責任で養育するとともに、養育に困難を抱える家庭を支援する社会的養護を担う児童福祉施設です。
母子生活支援施設は社会的養護の仕組みの中で唯一親子を分離せずに、母親と子どもが共に生活しながら支援を受けることができる児童福祉施設です。

行われる支援内容

  • 母親と子どもの最善の利益を保障します
  • 家族関係再構築の支援を実施します
  • 地域のひとり親家庭の拠点を目指します
  • 施設内で保育・学童保育・学習支援を実施します
  • 退所世帯も応援します

専門職が母親と子どもの生活を総合的に支援します

施設長、母子支援員、少年指導員、保育士が母親と子どもの自立支援を行っています。

  • 母子支援員は母親を支援します
  • 少年指導員は、小学生・中高校生の子ども達を、保育士は乳幼児の子ども達を支援します

母子支援員

  • 母親と職員との援助関係を軸に生活・子育て・就労・経済・法的・心理的支援
  • 母親と子どもの生活を基盤とした支援展開
  • 安心・安全の環境の下に生活を支える
  • ひとりひとりのニーズをとらえ、オーダーメイドの支援を行う(個別支援)
  • 子育てのパートナーとして、母親と子どもの将来の自立を見据えた支援

保育士(乳幼児)

  • 子どもが「自分らしさ」「自分の居場所」「自分の存在価値」を認め発揮するための支援
  • 子どもの成長・発達段階を軸にした支援
  • 母親と子どもが笑顔で出合えるようにするための支援
  • こども園から降園後の19時までの保育
    夜間保育・宿泊保育・休日保育・補完保育
    母親を支える充実した保育支援
  • 生活の中で豊かな経験を培うための関わり
  • こども園など子どもが関わる関係機関との連携・協働

少年指導員(小学生)

  • 子どもが「自分らしさ」「自分の居場所」「自分の存在価値」を認め発揮するための支援
  • 子どもの成長・発達段階を軸ににした支援
  • 母親と子どもが笑顔で出合えるようにするための支援
  • 仲間づくりと豊かな体験活動の促進
  • 基礎学力が身につくように家庭学習支援
  • 社会生活に必要なルールやマナーを身につけるための働きかけ
  • 学校など子どもが関わる関係機関との連携・協働

少年指導員(中・高生)

  • 思春期・青年期に向かう子どものひとりひとりの個性を認め励ます「ありのままの自分」を肯定できるような関わり
  • 学校や家庭での生活を支える母親と子どもの関係に目を向けた支援
  • ひとりひとりに応じた個別の学習支援・進路相談
  • ひとりひとりの子どもの変化やニーズを捉え子どもの気持ちに寄り添う支援の展開
  • 行事などの豊かな体験と社会の一員としての大切な存在であることの意識付け
  • 学校など子どもが関わる関係機関との連携・協働

その他に心理療法担当職員、個別対応職員等が配置されています。
24時間365日体制ですので安全が守られ、安心して生活ができます。

お母さんのために

  • 母子指導員がいて、育児・就労・健康・将来の生活設計、その他人間関係の悩みなど、どんなことでも相談にのります。
  • お母さん方の交流の場として、月1回ミーティングや趣味の会を開いています。

子どものために

  • 小学生以上の子どもには少年指導員がいて、あそび・集団活動・学習及び日常生活についての支援を行っています。
  • 乳幼児には保育士がいて、園内保育の他にお母さんの勤務など、必要に応じて、夜間保育・病児保育・休日保育も行っています。

心理相談

  • 2名の専門の先生による子育て相談・心理相談を定期的に行っています。
    お子さんのこと、お母さん自身のことで困られたことがありましたら、お気軽にご相談下さい。
    必要に応じて、箱庭療法も実施しています。

緊急一時保護室

  • 突然生活の場を失ったり、緊急に避難する必要のあるお母さんと子どもが、その日から安心して利用できる緊急一時保護室があります。
    今後の方向について、一緒に考えサポートします。単身の女性も利用可能です。

主な年間行事

倉明園では、四季折々の行事を行っております。

  • 小学生キャンプ

  • スキー合宿

  • ちまき作り

  • 夏祭り

  • 魚釣り

  • 勤労感謝の行事

  • 遠足

  • 親子旅行

  • 禅を組む会

  • 土に親しむ会

  • 保育室行事

母子生活支援施設倉明園が行っている他の事業

  • 緊急一時保護事業

  • ショートステイ事業

  • その他事業